常連様が7月、台湾に旅行に行かれるそうで。
僕自身、中国(上海)は行ったことあれど台湾は行ったことありませんので、昔YouTubeで仕入れた情報を駆使して色々質問し、台湾のこと教えていただきました。
親日国で現地の方々が優しく、ご飯が美味しい。夜市の活気が凄い。自然も豊かで温泉もある。
うう、なんて楽しそうなんだ。行ってみたい。
ちなみに中国には1週間、大学のゼミの合宿で行ったんですよね。ゼミの教授の奥様が中国の方で、教授も中国に詳しく、観光客向けというより現地の方に寄り添うような、なかなかディープな中国研修になったんです。
食べる料理も現地の味付けで・・・。僕は口に合わず、苦労した思い出があります。
当たり前ですが国によって歴史や文化・風習は異なるわけで、それは服に関しても同じ。
分かりやすいところでいうと民族服などが例に挙げられますが、使用される生地や作り手の人柄までイメージを膨らますと、服はもっと楽しくなると思います。
jujudhau / ズーズーダウ
そんなこんなで今日はjujudhauのお話。
jujudhauの服は全てネパールで作られます。元々デザイナーご夫婦が自分達の服をネパールで作っていたことがきっかけでスタートしました。
ネパールの職人さんは手作業が得意で、その土地ならではの大らかさを生かした着心地の良い普段着を提案しています。
天然素材を使用した着心地の良い普段着は気取っていなくて、でもどこか大人びていて、柔らかな雰囲気に魅せてくれるのが魅力です。
例えば、このKINCHAKU DRESS。
その名の通りウエスト周りにぐるっと紐が通っており、巾着のように絞ることでシルエットが変わるゆったりシルエットで快適なワンピースです。
ゆとりを持たせた身幅にドロップショルダー。
肘まで隠れる5部袖でバランスが取りやすく足首がちらっと覗くロング丈。
幅広い体型の女性に対応します。
素材はリネン100%、やや薄手で織やネップの表情が味わい深い素材です。
着用を繰り返すほどに柔らかく育ち、リネン特有の光沢感とドレープ感も出ます。
そもそもネパールは、大きく6月~9月の雨期と10月~5月の乾期に分けられます。
一年を通じて、日本よりも寒暖差が若干緩やかなこともあり、天然素材を生かした余白を感じさせる服は得意分野なのかもしれません。
寒さがあまりにも厳しかったり、雨が多すぎたりする地域では生き抜くための服が必要ですからね。生死に関わるんだから、余白どころではありません。
▶︎jujudhau KINCHAKU DRESS ”TARTAN CHECK” ¥38,500-
※商品名をクリックすると通販ページへ飛べます。
DUI JUJUDHAU / ドゥイ ズーズーダウ
そんなjujudhauですが、今季より日本製のラインがスタートしました。
昨今の様々な社会情勢により、ネパール生産だけだとどうしても安定した供給が難しくなってしまいました。
ブランドを続けることさえ悩んだそうですが、信頼できる職人さんとの出会いもあり、新たなラインをスタートすることになりました。
ではネパール生産のjujudhauは中止するかと言うと、そんなことはありません。
ネパールの職人さんと日本の職人さんでそれぞれ得意不得意があるそうでして、それぞれの得意を生かすモノづくりを目指します。
こちらはDUI JUJUDHAUのKINCHAKU DRESS。
パターンは全く同じなのですが、何やら雰囲気が異なります。
素材はコットン90%×リネン10%、やや薄手でハリがあり、上品な光沢感も魅力の素材です。
見た目にも軽やかな素材感ですがコットンのしっかりとした質感も感じます。
これまでネパール製のjujudhauでもコットンリネンの生地は使用されておりましたが、それはもっと粗野感のある生地でした。
同じパターンで製作されているのに、ネパール製はおおらかな雰囲気。日本製はよりモダンで綺麗な雰囲気。
どちらが良い悪いという話ではなく、服からデザイナーさんや職人さんの思いがより伝わってくるというか、服の背景を考えるきっかけになったように思えて嬉しいです。
▶︎DUI JUJUDHAU KINCHAKU DRESS ”COTTON LINEN WHITE” ¥39,600-
※商品名をクリックすると通販ページへ飛べます。
服の背景まで考える
当然ですが服ができる過程には様々な人が存在しています。
そんな背景にまで思いを馳せることができたら。思いを馳せることができる服に出会うことができたら。
そんな服をセレクトしておりますので、引き続きお楽しみくださいませ。