今年の夏は長いので/其の二/半袖シャツ編

 先日の定休日、久しぶりに一日中外にいたら対策をしていたにも関わらず結構な日焼けをしました。
 歳を重ねるごとに、肌が敏感になっている気が・・・。やっぱり素材にはこだわらないと。
 何だか、今年の夏は手強いですぞ。

 というわけで前回に引き続き2021年の夏、オススメのアイテムをまとめてご紹介していきます。
 繰り返しになりますが、今年の夏は長いので・・・Tシャツだけだとマンネリ化しちゃいますよ〜。

夏を楽しく乗り切るために

 今回はトップスに絞り、下記の流れでご紹介していきます。

 ▶︎其の一 Tシャツ編
  夏に欠かせないものの代表格。誰もが着るものだからこそ、拘った一着を見つけたい。
  ガシガシ洗濯するものだから、耐久性の高さも見逃せないポイントです。

 ▶︎其の二 半袖シャツ編(今回の内容です)
  今年の夏は特に気になる半袖シャツ。でも、探すと案外難しい半袖シャツ。
  シンプルに着てサマなるもの、揃えました。

 ▶︎其の三 夏の羽織編
  夏でも外にずっといるとは限らない。
  建物の中や電車の中など、冷房が効いてる室内でも快適に過ごすために、軽めの羽織は必要なんです。

MITTAN 半袖カディシャツ

▶︎MITTAN 半袖カディシャツ(ベンガラ染)[ベンガラ白] ¥20,900-

 ここ数年、MITTAN春夏定番の「半袖カディシャツ」。その名の通り、カディコットンを使用したゆったりシルエットの半袖シャツです。
 身体とのゆとりを意識したシャツ仕様のアイテムですが、一番上を開けたり、一つだけ留めたりすることで、羽織のようにも使用が可能。

 カディはインド・西ベンガルで経糸緯糸共に手紡ぎ、手織りで作られており、空気を含んだ柔らかくふっくらとした風合いと表情豊かな素材感が特徴の生地。
 手紡ぎ手織りにすることで生まれる不均一性は、もうひとつの肌のような質感で、光に透かしても美しいのが特徴です。

 夏は涼しく、冬は暖かく過ごせるという特徴もあるため、一年を通して楽しむことができるシャツです。

 手織りであるカディの生地耳から生地耳まで全て利用して裁断をし、折り紙の様に畳んで縫製することでほぼ残布がでていません(!)。
 非常に平面的な構造で、着物のように多くの方の体型に自然に馴染みます。
 決してルーズではないのですが、程よくゆとりを感じさせるフィット感です。

 長めにとられた袖丈は、ロールアップしても良い雰囲気。

▶︎MITTAN 半袖カディシャツ[黒] ¥16,500-

 ベンガラ染の”松煙”、草木濃染の”藍(濃)”は完売しました。ありがとうございます!

ANOTHER 20th CENTURY Bio Koch SS Shirts

▶︎ANOTHER 20th CENTURY Bio Koch SS Shirts ¥18,700-

 人気の『Bio Koch』シリーズより、上質なリネン素材の半袖シャツです。
 古いコックシャツからインスパイアされた、Wフロントが最大の特徴。フロントボタンは掛け方を自由に遊ぶことができ、大きく表情が変化します。
 ボックスシルエットで裾に前後差を付けているのも特徴で、シャツとしても羽織り物としても重宝するオリジナリティあふれる一枚です。

 素材はナチュラルで上質なリネン100%。
 大変風合いが良く、中肉のリネンですので真夏の着用も可能です。経年変化も楽しみですね。

▶︎ANOTHER 20th CENTURY Bio Koch SS Shirts ”Navy”[ネイビー] ¥18,700-

 アナザーは色の出し方がとても好み。今回も、どちらの色も最高です。

N.O.UN MINI COLLAR

▶︎N.O.UN MINI COLLAR ¥16,280-

 N.O.UNの新作シャツは、”らしい”バランス感覚が光る一枚。
 たっぷりな身幅に対し、コンパクトな衿。着丈も絶妙で、ゆったりとした着用感ですが嫌な感じのオーバーサイズにならないシルエット。
 随所に見られる細かい運針で縫製されたステッチワーク、ミリ単位で型を正確に形にできる縫製技術などシンプルながら個性を感じる、一枚で様になるシャツです。

 ネックが狭めなのも特筆すべき点かと。このバランス良くないですか?
 生地も良くて・・・。コットン100%の上質な生地。つるっとしていて非常に気持ち良い肌あたりです。
 やや光沢感も感じられ、ワークな雰囲気もありつつクリーンなバランスが優秀です。

▶︎N.O.UN MINI COLLAR CHECK ”BROWN CHECK”[ブラウンチェック] ¥18,480-

 こちらのチェックは、今では大変希少になった日本製のマドラスチェックを使用しています。
 あえて柄合わせをしていない胸ポケットも天邪鬼なナウンらしくて好きです。

『半袖シャツ』という選択肢

 ファッションの歴史を振り返ると、半袖シャツってそんなに長い歴史はないんですよね。
 特に日本では、あまりファッション的に受け入れられてこなかった。だからこそ難しく思われるし、実際良いなと思う半袖シャツも少ないのが事実です。

 でも、ご紹介した半袖シャツは是非袖を通してみてください。
 「何だ意外とカッコいいじゃん」ってきっと思って頂けると自負しております。

 次回は夏の羽織編を予定しております。お楽しみに。