今年の夏は長いので/其の三/夏の羽織編

 早いもので6月も下旬に差し掛かろうとしております。
 有難い限りではございますが、夏物もだいぶ数が減ってきておりまして・・・夏本番のタイミングではほとんど選べない状況になりそうなので、是非準備はお早めに。

 というわけで前回に引き続き2021年の夏、オススメのアイテムをまとめてご紹介していきます。

夏を楽しく乗り切るために

 今回はトップスに絞り、下記の流れでご紹介していきます。

 ▶︎其の一 Tシャツ編
  夏に欠かせないものの代表格。誰もが着るものだからこそ、拘った一着を見つけたい。
  ガシガシ洗濯するものだから、耐久性の高さも見逃せないポイントです。

 ▶︎其の二 半袖シャツ編
  今年の夏は特に気になる半袖シャツ。でも、探すと案外難しい半袖シャツ。
  シンプルに着てサマなるもの、揃えました。

 ▶︎其の三 夏の羽織編(今回の内容です)
  夏でも外にずっといるとは限らない。
  建物の中や電車の中など、冷房が効いてる室内でも快適に過ごすために、軽めの羽織は必要なんです。

N.O.UN RITENOUR DENIM

▶︎N.O.UN RITENOUR DENIM ”INDIGO”[インディゴ] ¥26,180-

 今季のナウンの目玉と言っても過言ではないこちら。見覚えのあるデザインですよね。
 それもそのはず、フロントのポケットやステッチワークなど、Leeのウエスターナーをベースにナウン独自のアレンジを効かせたライトアウターです。

 生地にはリネン52%、コットン48%のリネンツイルを使用。高密度な生地でコットン100%では出ない独特のコシと光沢があり、生地のドレープ感もとても良いです。
 シャツ程の軽い生地感は春〜秋の羽織として丁度良く、夏の冷房対策にも。
 またシルエットは身幅広め・着丈短めの着やすいバランス。

 縫製糸も見逃せません。
 芯にポリエステル、周りにコットンを覆った糸を使用しており、耐久性と風合いの良さ、それぞれの良い所を兼ね備えたハイブリッドな糸です。
 洗いを繰り返していくと本体と共に色が抜けてまるでヴィンテージのデニムパンツのような経年変化も楽しめます。

 好評頂き、残りSサイズが一点のみとなりました。女性が着てもとっても可愛いですよ。

N.O.UN UNIFORM TOP

▶︎N.O.UN UNIFORM TOP ”BLUE”[ブルー] ¥23,100-

 続いてもナウンより、らしさ溢れるスイングトップ。定番の形ですが、今季は上質なコットン100%のシャツ素材が使用されています。つるっとした質感は肌あたりも気持ち良く上品さすら感じられ、ワークな雰囲気とのギャップが独特で楽しいです。
 随所に見られる細かい運針で縫製されたステッチワーク、ミリ単位で型を正確に形にできる縫製技術により仕上げた絶妙なシルエットも魅力的。

 一重の作りなので着心地も軽く、幅広いレイヤードスタイルにロングシーズン取り入れて頂けます。
 Tシャツの上からラフに羽織って、袖を捲って軽快に着たい一着です。

 こちらも好評頂き、残りSサイズが一点のみ。
 また、チェックタイプは完売しました。ありがとうございます!

MITTAN カディロング羽織

▶︎MITTAN カディロング羽織(ベンガラ染)[ベンガラ白] ¥34,100-

 MITTANを代表する羽織の一つ、”カディロング羽織”。MITTANのシャツでしばしば使用されるカディコットンを使用した一重の羽織りです。
 サイズはワンサイズ展開のユニセックス。ラグランスリーブで袖丈も決まっていないので、袖が長い場合にはくるくるとロールアップして着ます。

 カディはインド・西ベンガルで経糸緯糸共に手紡ぎ、手織りで作られており、空気を含んだ柔らかくふっくらとした風合いと表情豊かな素材感が特徴の生地。
 手紡ぎ手織りにすることで生まれる不均一性は、もうひとつの肌のような質感で、光に透かしても美しいのが特徴です。

 夏は涼しく、冬は暖かく過ごせるという特徴もあるため、一年を通して楽しむことができる羽織です。
 付属の紐で前を留めれば、秋冬のアウターのインナーとしても。
 軽くてとにかく着ていて楽、なおかつ良い雰囲気にまとまるので、男女問わず大推薦します。

 もう一色”黒”をご用意しておりましたが完売しました。ありがとうございます!

MITTAN ナーシシルクロング羽織

▶︎MITTAN ナーシシルクロング羽織[生成] ¥36,300-

 引き続きMITTANの羽織を。こちらは、風を纏うような透明感と軽やかさが特徴のシルクの羽織です。

 シルクと言っても、”ナーシシルク”。一般的にシルクと聞いて想像するものとは一味違います。
 2種類のシルクを、それぞれ経糸と緯糸に使って織り上げました。

 特徴があるのは緯糸の、ナーシ糸という絹。
 インドで作られる光沢のある「タッサーシルク」には、カイコの繭から出ている枝のような部分があります。これが「ナーシ」。
 シルクながらシャリっとしている、ちょっとワイルドで、ウールのような風合いが特徴です。

 そして経糸には、精錬しないナチュラルなシルクを。始めは少し硬さがありますが、使う程に滑らかに、ふんわりと育っていきます。

 養蚕されたカイコから取れる生糸は、太さも一定で、細く長い繊維です。
 そんな生糸に対して、ナーシシルクの糸は不揃いでところどころネップが入り、色が白っぽいところもあれば濃茶の部分もあったりと不均質。

 もちろん不均質だから悪いという訳ではなく、むしろその不均質さに、この布の力が宿っていると思います。
 また、よくあるシルクよりも強度が高いため、反発性があり、へたれ難いのも特徴。

 天然繊維であるシルクは肌に優しいですし、春から夏にかけては強い紫外線をカットしてくれる。湿気を逃してくれる。
 一方で秋から冬にかけてはしっかり保温してくれて暖かい。静電気が起きにくい。
 幅広い季節に重宝してくれますよ。

 こちらも先のカディロング羽織同様、ワンサイズ展開のユニセックス仕様。
 紐も付属しますので、軽く羽織ったり、紐で縛ったり、自由な着方でお楽しみください。

 もう一色”黒”をご用意しておりましたが完売しました。ありがとうございます!

MITTAN カディワイドシャツ

▶︎MITTAN カディワイドシャツ 補強(ベンガラ染)[松煙] ¥27,500-

 またまた登場のMITTANのカディコットン。それだけ、この素材は通年イイんです。
 こちらはその名の通り、カディコットンを使用したゆったりシルエットのシャツ。

 身体とのゆとりを意識したシャツ仕様のアイテムですが、一番上を開けたり、一つだけ留めたりすることで、羽織のようにも使用が可能です。
 袖口のカフスにはボタンが無くロールアップしやすい仕様になっている為、バランス感を調整しながら着用できます。
 また、縫製糸に全て綿糸を使った柔らかな仕上がりで、素肌でも快適に着用が可能(!)です。

▶︎MITTAN カディワイドシャツ(草木濃染)[藍(濃)] ¥27,500-

 ざっくりとですがサイズ1は女性や身長170cmくらいまでの男性、サイズ2は172cm以上の男性にオススメなサイズ感。
 着用を繰り返していった際のしっとりとした柔らかさは本当に癖になります。。。
 ジェンダーレス、エイジレスでお楽しみください。

 ベンガラ染の”ベンガラ白”と”黒”は完売しました。ありがとうございます!

結局一番重宝するんです

 真夏に一日中外を歩く・・・ならまだしも、夏でも意外と室内にいる時間が多いもの。
 現代においてはほぼ間違いなく冷房が効いているでしょうから、軽く羽織れるものがあると安心です。
 秋の立ち上がりにも重宝しますしね。

 今年の相棒、どれにしますか?
 是非色々ご試着なさってみてくださいね。ご来店が難しい方は、メールや電話、インスタグラムのダイレクトメッセージやLINEなど、何でも結構ですのでお気軽にお問い合わせください!

 長い長い夏、気分の上がる服を着て楽しく乗り切りましょう。