Suno&Morrison/セレクト理由/ガラ紡ストール

 身に付けるものを選ぶ時、着心地は特に重視します。
 具体的には肩肘張らないシルエット、素肌に着て心地良い素材や縫製、重すぎない等。

 そういう基準から考えて、”ガラ紡”関連のアイテムが多くなるのはごくごく当たり前のことで、そうなるとSuno&Morrisonはやっぱり欠かせないブランドのひとつなのです。

Suno&Morrisonとは

 「大量には作ることの出来ない、人の手を感じるもの。しかし気負ったものではなく、誰もが日常の中で気持よく気軽に使えるもの。また出来上がるまでの背景に魅力があるもの。」

 オーガニックコットンのガラ紡を始め、インドの手紡ぎ手織りの生地等、デザイナーである齋藤由清乃さんが実際に使用して本当に気持いいと感じる素材とデザインで、丁寧にモノづくりをしているブランドです。

ガラ紡ストール

 Suno&Morrisonのアイテムは、なんと言っても「素材」×「色使い」が魅力的。特に大定番として皆様にまずご紹介したいのが、ガラ紡ストールです。

▶︎Suno&Morrison ガラ紡ストール ミディアム ¥21,780-

 オーガニックコットンの落ち綿を原料に、ガラ紡織機でゆっくり紡がれた糸を旧式のシャトル織機で編み上げたストール。
 ざっくりとした見た目とは裏腹に、半端じゃない程の柔らかさが魅力です。

 ガラ紡とは、明治時代後半に日本で考案された最古の紡績機で紡がれた糸のこと。
 ゆっくり育てるように紡いでいくため、大量生産には向きません。そのため現代の量産型の紡績機に押され、徐々に衰退していき、現在は2、3件で稼働しているのみとなってしまいました。

 でも、そうしてゆっくりと空気を含みながら紡がれるガラ紡は、とても軽く、保温性や通気性、速乾性に優れていることが特徴です。
 柔らかいだけでなく、真冬の屋外でも、室内でも、ふんわりと纏った空気の層が調整してくれるので快適に過ごすことができます。
 これは、現代の紡績では決して真似する事のできない、ガラ紡ならではの風合いであり、日本の素晴らしい技術です。

 もちろんコットンなので、ご自宅での手洗いも可能。毎日使うものなので、清潔さは保ちたい。嬉しいポイントです。

 当店ではユニセックスで使いやすい、ミディアムサイズで3色セレクトしました。

– Sand –

– Indigo mix –

– Green –

 お気付きでしょうか、実はダブルフェイス仕様になっています。そのため巻いた時に豊かな表情になるのです。裏返しても良い雰囲気なので、コーディネートに合わせて楽しんでください。

 ガラ紡は限りなく手紡ぎの風合いに近い仕上がり。実は単に機械にかけて終わり、ではなく、古い機械ゆえにメンテナンスを含む調整が難しいそうで、熟練の職人さんがそれを行います。

 特に、Suno&Morrisonのストール場合はオーガニックコットンの落ち綿が原料。長さ、太さが均一ではないため、都度機械を微調整しながら糸を紡いでいかなければなりません。
 人の情熱がなければ生まれないほど、手間の掛かる方法なのです。

触って感じて欲しい

 いざお店に並べる商品をセレクトする際に、着心地を重視してアイテム、ブランド選定を行いました。気付いたらそこにはMITTANがあって、ORGANIC GARDENがあって、そしてSuno&Morrisonがありました。

 デザイナーの齋藤由清乃さんは本当に穏やかで優しい女性なのですが、モノづくりに対して真っ直ぐで、強い芯を持たれています。Suno&Morrisonのアイテムを通じて、そんな優しさや強い思いを感じることができます。
 これだけモノにあふれている時代に、こんなに気分が高まるモノはどれだけあるでしょうか。皆様も是非触って、巻いて、お試しくださいませ。